学科・コース

2024年02月03日

学科・コース

【普通科 進学コース】【普通科 進学コース】シリーズ『探究2023』⑫「寄島 海と魚の祭典」で釣り堀試行 後編

【普通科 進学コース】シリーズ『探究2023』⑫「寄島 海と魚の祭典」で釣り堀試行 後編

【普通科 進学コース】シリーズ『探究2023』⑫「寄島 海と魚の祭典」で釣り堀試行 後編

【普通科 進学コース】シリーズ『探究2023』⑫「寄島 海と魚の祭典」で釣り堀試行 後編

(前編のつづき)
先発の生徒たちが待つ現地に到着した本隊の面々は愕然としました。
なんと、生け簀のクロダイが半分ほど瀕死の状態で浮いているのです。

これでは釣り堀はできない…

皆の胸に暗い思いが広がりました。
落ち込んでいても始まらない。できることを精一杯やろう、私たちはいつだってそうして活路を見出してきたではないか。
誰が言い出したわけでもなく、メンバーが動き出しました。
泳げる魚ともうむず難しそうな魚を仕分け、なんとか「クロダイが泳いでいる生け簀」を演出し、他のメンバーは釣り竿等を準備し、祭りの客に声を掛け始めます。

すると、周囲の人々が珍しい即席釣り堀に興味を示し、すぐにお客様で一杯になりました。
特に子どもたちは体験型の活動を欲していたらしく「釣りしたい」といって次々と集まってくれました。大盛況です。

残念ながら、そこまで活きが良いわけではないので、食いつきませんでしたが、それでも子どもたちは生きている(?)魚に直接触れる体験を楽しんでくれていました。

後から考察すると、あの生け簀の広さにあれだけのクロダイを泳がせるのは無謀だったということになりますが、それでも、体験型事業の手ごたえは感じることができました。

こうしてトライアンドエラーを繰り返し、より良いものを作り上げていこうとすることは、探究活動の真髄につながるのではないかと思った今日この頃でした。(完)

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