みなさん、こんにちは。製菓科です。
スイーツだより第５回は、３年生の洋菓子実習の様子をお伝えします。

　７月、８月の製菓衛生師試験を無事に終えた３年生が久しぶりに製菓実習室に戻ってきました。実習室に入ってくるところからテンションMAXで、この日を心待ちにしてくれていたんだなあと胸が熱くなりました。しかし、現在はコロナ禍であるため気を緩めるわけにはいきません。十分な感染対策を行いながら、より衛生面に注意するように伝え、ピリッとした緊張感の中授業がスタートしました。


　今回は洋菓子の外部講師である加賀先生の授業で、「ラスパイユ」というチョコレート味のシュークリームを作りました。


　チョコレートのシュークリームと言っても、単純なものではなく、クッキーやクレームパティシエールなどの６つの層で構成され、ふんだんにチョコレートが使用されているチョコ好きにはたまらないプティガトーです。
　間に挟まれているアーモンドヌガーのザクザク、板チョコのパリっとした食感も楽しめる贅沢なお菓子です。

シュー生地を絞っています。加賀先生との久しぶりの授業。先生の指導にも熱が入ります。


美味しそうなクッキーシューが焼き上がりました。サックサックです。


板チョコを作っています。テンパリング（調温）して、薄くのばします。


組み立てに入ります。シューを半分にカットし、クリームや板チョコなどを挟んでいきます。みんなの表情も真剣です。


最後に飾り用の粉糖をかけると完成です。美味しそうに出来上がりました。



　作業工程がたくさんあるお菓子でしたが、班員で協力して時間内に無事に作り上げることができました。久しぶりの実習を終え、多少の疲れは見えましたが、みんな満足した様子でした。改めて生徒たちが一生懸命頑張っている姿は、とてもいいものだなあと感じることができた貴重な時間でした。
　３年生の実習内容は、２年生に引き続き、洋菓子、和菓子、パンとなります。３年間の集大成として、充実した時間を過ごしてもらいたいと思います。