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2022年09月04日

LIGA Agresiva 参戦!

日本一のチームの礼

日本一のチームの礼

もともと堺ビックボーイズが、従来の練習メニューや試合の取り組みに疑問をもち、中南米の育成システムを導入したのがきっかけ。その主旨に賛同した数校の大阪の高校が始めたのがLIGA Agresiva 。中心になっているのは、阪長さん。協力隊の後輩です。彼とは彼が協力隊に行く前からの20年来の知り合い。数年前に、新潟県の高校野球で球数制限が提案され、日本高野連と衝突。その後、文部科学省まで巻き込んで、現在の球数制限(1週間500球…なんの根拠があるのかは不明)が導入されました。
 主旨は、一発勝負のトーナメント戦では、失敗の許されない中、勝利至上主義に走りやすく、弊害がうまれます。そこで、リーグ戦の導入、低反発バットの使用、投手はストレート主体、あとは各地のリーグでDH制やリエントリー制を導入。また一球速報を使用して、年間の成績などが出せるようになってます。リーグ戦により、公式戦に近い緊張感ある中での出場機会が増えますし、失敗を恐れず積極的にいこう、またスポーツマンシップを大切にし、尊重・勇気・覚悟をテーマにやります。トーナメントでは、相手のエラーや四死球で、ガッツポーズしてしまう小さな自分がいて恥ずかしくなりますが…。昔やってたゴルフの仕事を思い出しました。パットを外しても、対戦相手のゴルファーは、喜んだりしません。むしろ、相手がバンカーにいれ、脱出するとバンカーをならすのは、対戦相手のキャディーで、打った選手のキャディーは、ボールの砂を落としにいきます。心配り・気配りです。東北福祉大学の野球部寮には、素晴らしい写真があります。日本一になった試合後の礼です。相手がベンチに下がるまで動きません。写真の下には、相手に敬意を、自分に決意をと書かれてます。
 これからの10年、野球界は野球人口激減に伴い、大きく変化していきます。二極化も進んでいくと予想されます。私は前職をしていた20年前から、プロ野球球団や行政、各団体に提案してましたが、その当時は、真剣に聞いてくれる人はいませんでした。
 私は現在、高校野球の現場に長くいる人間として、阪長さんがやろうとしてることに、少しだけでもお役に立てたらと思います。彼には、高校野球での指導者としての経験がないんです。だから、私のことを使えるところがあれば使ってくれればいいんです。私が若い頃、マネジメント会社で、情熱だけで空回りしながら、もがき苦しんでいました。今思えば若さゆえに人との繋がりの少なさが原因でした。だから、情熱で動いてる人をサポートしたくなるんです。 いずれ、サッカーのプリンスリーグのようになるでしょう。6月にやった桃太郎リーグも吸収されていけばと思います。一方、これだけ規模が大きくなってくると、お堅い団体から、何か圧力がかかるかも知れません。しかし、子供達や日本球界のためになる事ですから、やります。吉田松陰は、狂いたまえと言ってました。今のままでは、世界の野球の普及どころか、日本の野球が消滅します。