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2021年04月27日

嘉納治五郎

日本體育協会初代会長 嘉納治五郎。1912年に三島弥彦と金栗四三を引率してストックホルムオリンピックに出場。

1936年のIOC会議で1940年東京オリンピックの承知に成功するも1937年に勃発した日中戦争のため世界から東京大会開催を疑問視する声が高まる。

嘉納は、1938年カイロの会議で東京大会を再確認させたのち、横浜港に着く3日前に逝去。そして、なんとその2ケ月後に東京オリンピックは返上されてしまう。
嘉納は東京オリンピックが開催されるものと思い帰らぬ人となった。

しかし、太平洋戦争が終わり、わずか14年足らず。1959年ミュンヘンの会議で東京オリンピックの承知が叶う。嘉納に仕えていた田畑政治の懇情の誘致。また、氷川丸船中で嘉納の最後をみとった平沢和重も最終のプレゼンを行った。「西洋で咲かせたオリンピックの花を東洋でも咲かせてください。」そして、1964東京オリンピックは大成功。閉会式では戦いを終えた若者がひとつの輪になった。

2021年、東京に2度目のオリンピックがやってくる。努力の超人達はどんなドラマを準備してくるのだろうか。