スクールニュース

2021年04月08日

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令和3年度 1学期始業式
令和3年度 1学期始業式


 満開の盛りを例年より早く迎えた桜の下、元気に登校した新2、3年生を迎え、令和3年度第一学期始業式が行われました。
 校長先生の式辞では、次のように話されました。
 
 終業式でハラリという歴史学者の話をしました。歴史的に見ると人類は新型コロナウイルスによく対応している、という話です。新型コロナウイルスが最初に確認されてから1ヵ月後にはウイルスの遺伝子情報がすべて解析され、それから約一年でワクチンの開発、承認、そして接種にこぎつけました。このように、俯瞰的な「鳥の眼」で人類の動きを見ると、十分に対抗できていることが分かります。
 しかし、警戒は必要です。現在、新型コロナウイルスの変異種は約1000種程度が確認され、それらは従来の種に比べて10代の感染者数が2.5倍に増えているそうです。その中で、学校生活を守るために、個人がどうすればいいか、目の前の課題を観察し、適切な対応を考える「虫の眼」を意識してほしいと思います。
 そして、もう一つ「魚の眼」。魚たちは、決して衝突しません。周りの魚の動きや水流を肌で感じながら距離を取って動いているからです。この「魚の眼」が今の私たちには必要です。世間の様子をよく感じ取り、自分がとるべき行動を決めてほしいと思います。
最後に、明日は入学式です。毎年お願いしていることですが、当時の不安な気持ちを思い出して、困っている新入生がいれば助けてあげてください。そして、明日私は新入生に「おかやま山陽高校の先輩は後輩を絶対にいじめません」と約束します。その意味をしっかりと理解して、新入生を歓迎してあげてください。
 本年度は昨年度より、様々なことができるのでは、と期待しています。そのためにコロナを持ち込まないよう一人ひとりが注意し、充実した学校生活を作っていきましょう。一年間、よろしくお願いします。
 
 その後は新任、退任の先生方の紹介、各学級担任の発表、表彰伝達が行われました。新しい環境で心機一転、よい一年になるよう頑張りましょう。