おかやま山陽高等学校 | Okayama Sanyo High School

2025.10.04総合進学コース

第19弾‼︎ 高大連携授業(岡山大学) 大学訪問模擬授業

昨年に続き、今年も岡山大学を訪問し、講演や学部別の体験授業に参加しました。今回の訪問を通して、大学が大切にしている教育・研究・社会貢献への姿勢や、学問に向き合う意義について、多くを学ぶことができました。

講演ではまず、「知の探研」という取り組みが紹介されました。これは、岡山大学の1年生が学部や学科を越えて混ざり合い、チームで課題を発見し、その解決に挑戦する活動です。普段は出会うことのない学生同士が意見を交わすことで、新たな視点や気づきを得られる点が強調され、強く印象に残りました。

さらに「研究とは何か」という問いかけがありました。研究とは、先人の知識をなぞることではなく、未解明の課題に自分自身の視点で向き合う営みであることを学びました。先行研究を参考にしつつ、自分なりの問いを立てて探究を進める姿勢こそが重要であるという話は心に響きました。また、他者の意見に触れることで新しい発想が生まれることや、多様な考え方を受け入れることが成長につながることについても理解を深めることができました。

午後からは、教育学部・理学部・経済学部に分かれて講義を体験しました。理学部では「基礎から応用へ」をテーマに、理学の学びは「なぜ」「どうして」という知的好奇心や探究心から始まり、不思議を解き明かす姿勢に基づくことが示されました。自然現象の普遍的な法則や基本原理を明らかにする基礎科学の重要性、さらにそれを土台として応用科学へ発展できるという説明に強く興味を引かれました。

また、理学部数学科の専用図書館では、アイザック・ニュートンの著作のレプリカを見学しました。すべて英語で記されていたため内容を理解することはできませんでしたが、歴史的にも価値のある資料を目にすることができ、大変貴重な経験となりました。

今回の大学訪問を通じて、大学での学びは知識を覚えるだけでなく、「問いを立てること」「自ら考えること」「仲間と協力すること」が本質であると実感しました。この経験を、今後の学習や進路を考えるうえでしっかりと活かしていってもらえればと思います。

チャレンジ模試
11/1(土)
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