2025.09.01硬式野球
送別試合
8月の終わりに、3年生との2年生の送別試合をしました。毎年3年生が、動けるうちにやります。ふざけてやると面白くないので、真剣にやります。ただ、3年生は全員出します。先発は伊藤、バシバシと速球を投げ込んでいました。140㌔は出てたでしょう!なんで大会で、この球投げへんねん!と突っ込みました。中盤、2年生に逆転されましたが、今年のキーワード❝GRIT GRIT❞とみんな声を掛け合っていました。締めは、エース守屋。最後の打者を三振に抑えガッツポーズ。プレッシャーのなくなった三年生は、終始笑顔でした。5月に大怪我をした三宅、1年生の時は、ついてくるのがやっとだった磯谷がヒットを打ち、元気印の仲島が2点タイムリーと、ベンチに入ってなかった選手たちが躍動。2年生や1年生たちにも、かっこいい先輩の姿、理想の野球への取り組む姿が見せられたのではないでしょうか?みんなから、指導者へプレゼントがありました。GRITと書かれたタオルなどが入っていました。甲子園に行っていたら、チームTシャツで作ろうと思っていた言葉。大切に使います。一年生大会で力負け、1年秋は、勇気のないプレーで敗北。2年秋も力負け、3年春も7回までノーヒットノーラン…からの同点。とにかく、気合と根性を求めた学年でした。優しい選手が多く、良いのですが…勝負事には、向いていないとか罵り続けました。20年間で一番伸びた学年でした。幸せになってな~!すると、ソフトバンクの漁府から連絡がありました。3軍戦ですが青山学院大学と早稲田大学とオープン戦。来年のドラフト候補などから2試合で3ホームラン!素晴らしい! 6月の球団MVPにも選ばれたそうです。ちなみに、早稲田の投手は、甲子園でやっつけた日大三高の安田投手でした…これもご縁。やはり、最近思うのは、夢のない人は伸びません。吉田松陰の言葉が、よくわかります。漁府が、5月まで打率1割台でも腐らず、コツコツやっている姿を球団スタッフの方々も見てて6月は3割越え。大学選手権で関係者にお会いしても、みなさん褒めてくださいました。6月は3割でも、通算は2割前後、三振の数もずば抜けて多い選手ですから…「すいません、ご迷惑をおかけしてます」と言うと、みなさん「あいつは良い!取り組み方がめっちゃいい、大丈夫!」とおっしゃってくれます。漁府は3年生の合言葉GRITを知って本を買い読んだそうです。成功には、センスもIQも関係ない、諦めないやり切る力が重要だということを実践しています。指名選手123人中120番目の男ですから、失うものはありません。支配下選手になって1軍で活躍して、本校の野球部の活動の旗印になるという夢が原動力です。3年生も、結果が出てなくても、夢に向かって悪戦苦闘している姿を、まわりの人に可愛がってもらえる生き方をして欲しいですねー。