2025.08.18硬式野球
レジェンドOBが特命コーチ就任🎊
今年で監督20年目ですが、その中でも印象深い選手。私が若過ぎて、引出しがなさすぎて、才能を伸ばしきれず、イップスにしてしまったと思っている選手が知念広弥です。高校二年生で143キロまで伸びた、夏の大会では打者25人中14奪三振を記録し、一躍プロ注目選手に…。しかし、三年生になる直前にボールが投げられなくなりました。何でも挑戦する姿に、30半ばの若造は、いいねーいいねー!と褒めて、やろうとしていることを否定せず、寄り添い…今頃のテレビのコメントテーターが喜びそうな若者監督。毎日、違う道を歩きたがるうちに迷子になってしまいました。その後、色々な人に会いに行きましたが…。そこから5・6年後、藤井皓哉との出会いで、今の3ステップなどの投球ドリルが完成しました。登山で、最後にアタックを仕掛けるベースキャンプみたいなもんです。色々、挑戦はしますが、いつでも戻れる場所。知念の時の反省です。何でもかんでも、言うことを聞いて、褒めて、寄り添ったって人は伸びないと気付きました。知念は、その後、金沢学院大学で3年間ネットと友達だったと言います。諦めずにネットスローを繰り返し、色々なことを取り入れて、自分自身でもがき苦しみ復活。四年生の春4勝して復活。その後、九州三菱自動車→某球団プロテスト挑戦 不合格→新潟アルビレックス合格→28歳で引退→サラリーマン→台湾のプロテスト挑戦 合格→30歳でMAX更新の150キロ越え→2年で引退→社会人野球の日立製作所でプレー、引退→金沢学院大学でコーチ→サラリーマン。と言う人生。アマチュアの全てのカテゴリー、海外でのプロ野球でプレーした経験があります。しかも、イップスを自力で克服した経験もあります。指導者として大切な経験…しかも、感覚だけではない、ラプソードなどをいち早く導入して自己分析した経験もあります。そこで、今回、本野球部に導入したラプソードなどのデジタル教育の講師として、月一回ぐらい招聘できることになりました。8月上旬に実現しました。久しぶりに会いましたが、何も変わらずニコニコしてました。選手達には、事前にテレビ番組で特集されたものを見せました。テレビ番組のまま、ニコニコしながら真剣に教える知念コーチに選手は引き込まれてました。また、指導者としても、勉強になりました。次は、また9月。新たな発見が楽しみです。