おかやま山陽高等学校 | Okayama Sanyo High School

2016.08.10女子ソフトボール部

校内夏合宿

8月8日(月)〜8月10日(水)、校内で合宿を行いました。
昨年は笠岡高校と井原高校と合同でしたが、今年は単独合宿。二泊三日の最終日には練習試合で合宿をしめくくりました。すべて自分たちで考え、お互いを支えていかなければなりません。
そこで今年の合宿テーマは
『ONE FOR ALL, ALL FOR ONE ~周りを見て動く~』(キャプテン発案)
直訳すると『一人はみんなのために、みんなは一人のために』という意味です。もとはアメリカンフットボールで使われた言葉だそうです。ありきたりのテーマのように思う人もいるかもしれませんが、今回の合宿でこのテーマの難しさを改めて知りました。

朝早くから一日練習をし、洗濯や食事の準備・片づけも全て自分たちでします。心身ともにしんどい中、周りを気遣うことはなかなかできることではありません。「なぜ自分ばかり」「なぜ分かってくれないのか」と、お互いにぶつかることもありました。話し合いをすることで心のキャッチボールの大切さを学びました。ただ自分の思ったことを言うだけでは、心のキャッチボールはできません。投げる側も相手に届くように受け取りやすいように投げかける必要があり、受け取る側もこぼさないようにしっかりと掴んであげる必要があります。投げる側も受け取る側も、言葉だけでなく、その言葉に秘められた”想い”を大事にするのです。「こう思っているだろう」「こうしてくれるだろう」と相手の考えていることを察する力ももちろん必要ですが、それぞれが違うからこそ「こうだよね」「こうした方がいいよね」とかけあう一言が、心のキャッチボールに必要なんだと実感しました。
また、仲間のことを考えて気づいたときにさっと行動できることは非常に素晴らしいことです。まさに『ONE FOR ALL』です。しかし、みんながそれに気づけるように「一緒にしよう」と声をかけ合うこともまた、『ONE FOR ALL』です。自分が出来るからこそ、周りもできるように声をかけるのも一つの思いやりだと思いました。

この合宿で、基本的なことですがチームにとって最も大事なことに気づくことができたと思います。合宿・練習試合でお世話になった関係者の方々、差し入れをいただきました保護者の皆様、そして三日間支え合った仲間達、本当にありがとうございました。

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