おかやま山陽高等学校 | Okayama Sanyo High School

2015.06.08女子ソフトボール部

岡山県総合体育大会結果

0-11 ● VS美作高校
6月3日(土)から岡山県総合体育大会が行なわれ、本校も美作高校との初戦が久米郡美咲町の太陽の広場グラウンドでありました。この大会が三年生最後となる大会です。部員それぞれが、様々な想いを胸にグラウンドに足を踏み入れました。緊張で顔がこわばっているものもいましたが、今までと違い、緊張の中に自信の色が見えたのは、今までやれることを一人ひとりが本当に精一杯やってきたからだと思います。試合前の練習では、三年生が積極的に声を出し、声をかけ合い、いつもの雰囲気を作ってくれたので、試合が始まっても落ち着いて試合に臨むことができていました。
試合はミスも少なく、テンポの良い試合運びでした。結果は0-11の5回コールド負け。しかし、試合終了を告げられても悔し涙を流す部員はいませんでした。昨年は自分たちの力が100%出し切れず、悔し涙を流す部員が多くいましたが、今年はすっきりとしたやりきった顔をしていました。自分のできる最大限の力をだし、何点取られようが諦めず、声を出し続け、ひとつひとつのプレーに全員が喜び、チームとして闘うことができました。チームの良さが全て出た、最高の試合になりました。
思えば2年前、「このおかやま山陽高校でソフトボールがしたい」と初めに言ってきたのが今の三年生達でした。「自分たちの力で一から作っていくんだ」という“想い”のエネルギーは三年間切れることなく、チームを支えてきました。時には、それぞれの想いが強すぎるがために衝突することもありました、仲間を傷つけてしまうこともありました、思い通りにいかず涙することもありました。しかし、最後のミーティングで涙ながらに三年生全員から出た言葉は「続けて良かった」「このチームでできて幸せだった」という言葉でした。苦しいことも、嬉しいことも共有してきたからこそ出た言葉ではないでしょうか。チームとともに一人ひとりが成長したことを感じ嬉しく、これからのさらなる飛躍に期待し、そして引退してしまうことにちょこっとだけ寂しく思いました。
三年生にはこれから進路というもっと過酷な闘いが待っています。進路選択が終わっても、人生では常に闘いの連続です。挑み続けることに疲れてしまうこともあるでしょう、大きな壁にぶち当たった時に心が折れてしまうこともあるでしょう。そんな時には、諦めず、下を見ることなく、必死に歯を食いしばって、前だけを見ていた自分を思い出してください。自信を持って最後まで取り組めば、いつか掴み取ることができるはずです。
一・二年生は、三年生の背中を見て、諦めないことの大切さ、仲間を思いやることの大切さ、努力することの大切さ、自分で考え動くことの大切さ、そしてソフトボールの楽しさを教えられました。学んだことを、これからも大事にし、“魂”を受け継いでいこうと思います。

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