数日間、急激に冷え、三寒四温、春へ乗れば道を一歩一歩感じてました。予報通り、今日は暖かいなぁと思っていたら、グラウンドの桜が咲きました。木々に一つ二つですが、桜咲く。春ですねー。春は別れと出会いが交錯します。2000年ガーナから帰国後、就職のために中古車に乗って東京から福岡まで運転しながら、車のラジオで福山雅治の桜坂が何回も流れてたのを思い出します。
　藤井皓哉が、一軍登録されてました。この1か月で人生が激変してます。そんな先輩の活躍を見てか、今年も若鰯がたくさん来てくれました。今日から、新入生の練習参加。初々しい姿を見ていると、こちらも嬉しくなります。来年の今日も、この気持ちを忘れずにいて欲しいですねー。

朝9時半、藤井皓哉が支配下登録され、会見しました。沢山の方から、おめでとうと連絡がありました。しかし、ながら闘いはこれからです。広島時代は、何度もチャンスを頂きましたが、一軍になると結果が出ませんでした。おそらく、結果を求め過ぎて、力が出せなかったんでしょう。一度クビになった男は強い。今は、何があっても楽しむと言ってきました。一度クビになり、アイランドリーグでは、厳しい環境の中で、生き残る逞しさを身に付けたのではないでしょうか？　さぁ、これからです。出来る事は100%やり、出し切りましょう！
　息子が、大学受験でした。合格したので、妻が「桜咲くやなぁ〜」と言っても、怪訝そうな顔。我々の頃は、電報で合格の時は「桜咲く」不合格は「桜散る」もしくは、電報なし。今は、ネットで番号を確認するだけ。ちょっと味気ない気がします…。

「これを知る者はこれを好む者に如(し)かず。これを好む者はこれを楽しむ者に如(し)かず。」
孔子

シーズン開幕！まだまだコロナ禍で、100%ではありませんが、球春到来です。寒い冬の中、耐えてきた桜の蕾が、この数日間の陽気に誘われてパンパンに膨らんできました。福岡に行った藤井も、耐えて耐えて、まもなく支配下登録になりそうだと新聞やネットで騒がれてます。こちらも桜の蕾みたいに、今か今かと、開花間近！しかし、まだまだ浮かれてはいけません。何も変わらず、一歩一歩確実に進んでいくだけです。でも、内心はドキドキ、ワクワクです♪

今日は3月11日。東日本大震災の日でした。14時46分、部員みんなで黙祷しました。あの日は、岡山も少し揺れました。携帯のアラームが鳴り、ビックリしましたが、揺れは直ぐにおさまったので練習してました。斎藤副部長が、グラウンドに血相を変えて来て、テレビ見ましたか！と言うので、みたらビックリ。ウルトラマンで怪獣が暴れたような街の光景でした。実際に起きている事とは、受け入れ難い映像でした…。その後も、西日本豪雨災害だなんだと沢山の自然災害がありました。

今の生に感謝し、広く大きな心を持って、自然の流れに沿いながら、一歩一歩確実に歩を進めて、一所懸命に生きて行く…と黙祷し、部員達は、唱えました。改めて、野球が出来る喜びを、時間を、仲間の存在を有難く思います。平和が一番。ウクライナの問題が気になってしかたありません。

お隣の六条院小学校に、講演に行ってきました。もう何年続いてるでしょうか。来月には、中学生になる六年生に、夢を持つこと、実現する方法などを偉そうに話してきました。小学校や中学校で、話す機会が多くなりましたが、子供達を見ていると、毎回エネルギーを頂きます。子供が元気なのは、その子供達が日頃見ている大人が元気だからでしょう。子供に夢を持てと言うなら、大人が夢を見てないといけないと思います。こうやって話をさせて頂きながら、実は自分が夢からブレたりしてしまう弱い心に、喝を入れてもらえます。
　今、世界では第三次世界大戦にもなりかねない状況。夢に向かって頑張れるって、平和だということです。ニュースの映像に、ウクライナの子供が「死にたくない」って言ってました。私が野球の普及だ、甲子園だ、色々言えるのは、平和だからです。子供に、暴力はいけないって大人が言うなら、あの人達は、何を習ってきたのか…。
　スポーツは、肌の色の違いも、所得の差も、宗教も、思想も、何もかも関係なく、それぞれの競技のルールで競い合えるという理解から、人類の一体感を感じるもので、国別対抗戦でもメダル獲得競争でもないとオリンピック憲章にもあります。それでも人間は直ぐに忘れてしまう愚かな動物なんで、忘れてしまわないように4年ごと（夏季・冬季は2年ですが）に開催されるんです。何で、戦争はいけないと覚えられないんでしょうか…。情け無い