2月22・23日（土・日）の両日、調理科3年生が日頃お世話になっている保護者を招待し、謝恩会を開催しました。生徒は調理科に入学し、3年間で様々なジャンルの料理を学び、調理の技術や接客の知識を身に付けることができました。それには、本人たちの努力はもちろんのこと、毎日学校へ送り出してくれる保護者の方の力も大きいはずです。そんな家族への感謝の気持ちを伝える会がこの謝恩会です。　
　生徒たちは実行委員を立ち上げ、昨年からメニューを考え、試作を繰り返しました。時には意見がぶつかり合い揉めることもありましたが、保護者の方に喜んでいただきたいという一心で、試行錯誤しながら当日を迎えました。　
　今回提供したのは、洋食のコース料理です。前菜は、牡蠣や海老、サーモンなどの魚介類を組み合わせ、盛り付けにもこだわったタルタル。スープは、濃厚なかぼちゃのスープ、魚料理は、魚の出汁で風味豊かに仕上げたソースを使ったタラのソテー、お口直しのグレープフルーツのソルベ、メインの肉料理は鴨のロースト～ブルーベリーのソース～、デザートは、ガトーショコラなどの盛り合わせと丁寧に仕上げたボリュームたっぷりのコース料理となりました。　
　会の終盤には、保護者の方への感謝の気持ちを手紙にして読み上げました。涙ながらに読み上げる生徒、それを温かい笑顔で見守り、時には涙する保護者の方々を見ると家族の絆を感じました。会場全体が感動に包まれ、本当に良い時間だったと感じます。感謝の思いを口に出して伝えられる貴重な機会となりました。
　生徒たちはもう間もなく卒業を迎えます。感謝の気持ちをいつまでも忘れず、それぞれの夢に向かってまっすぐに歩んでいってほしいと思います。