福祉保育系16期生の卒業発表会が2023.2.14（火曜）に開催することができました。３年間の成長した姿を見ていただきありがとうございました。

　コロナ禍で過ごした高校生活の３年間はいろいろな行事やイベントの中止や縮小、思い描いていた高校生活とはかけ離れたものばかり。だからこそ、このイベントの重要性があったように思います。みんなで何かを成し遂げるために話し合い、時にぶつかり、自分達で作品を作り上げようと奮闘する姿をいろんな場面で垣間見ることができました。午前中は、保育実習でお世話になった「六条院子ども園」の園児102名を招待してのパフォーマンス。たくさんの元気な声に力をもらいました。午後は、保護者・在校生・お世話になった先生方を招待してのパフォーマンス。黒子の下では、涙が止まらずに泣きながらパフォーマンスをした生徒もいました。


　『人を想う』をテーマに掲げてスタートした3年生は、家族や共に過ごす仲間、またお世話になった先生方への感謝をどのようにして届けるかを模索しながら、4つの季節にそれぞれの想いを花になぞらえて作品を作りました。
・春（カーネーション）では、花言葉の「想いを届ける」をテーマに母への感謝を表現しました。はなかっぱの作品をオマージュしながら、王道のパネルシアターを表現しました。
・夏（ひまわり）では、花言葉の「あなただけを見つめる」をテーマに父への感謝を表現しました。言葉数よりもパネルアクションをメインに、音楽と動きを重視した作品に仕上げました。
・秋（どんぐり）では、花言葉の「永遠の愛」をテーマに仲間への感謝を表現しました。ナレーションを入れることで、動きだけでなく感情の表現も表すことを意識した作品になりました。
・冬（スイトピー）では、花言葉の「旅立ち・門出」をテーマに自分達の旅立ちを表現しました。心の岸辺に咲いた花は、たくさんの綺麗な花で満たされている。そんな花を掲げ、次のステージに飛び立っていってほしいという願いを込めました。


どうしてもこの日、2/14に開催したかったのはもう一つの裏の意味を持たせていたから。バレンタインです。世界中でいろんな人達が、大切な人へと想いを届けるそんな日です。最後にお世話になった先生方への花束と色紙のプレゼント。みんなの思いもしっかりと届きましたよ。ありがとう。担任にもサプライズ？で生徒一人一人から「黄色いガーベラ」をいただき、花束が完成しました。花言葉はなんと「究極の愛」。素敵な生徒達です。


大切な人を想うがゆえに距離をとりましょうと謳われていたソーシャルディスタンスも、この子達なりに距離の取り方、縮め方を学んでいたみたいです。大切な人と過ごした時間は、この先の人生において必ず味方となり背中を押してくれるはず。自分達らしく、綺麗な花をたくさん咲かせながらこれからも前に、前に進んでいってください。

関わっていただいた多くの方に感謝を込めて。ありがとうございました。

資格専門コース16期生福祉保育系　一同