学科・コース

2022年06月23日

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【自動車科】自動車科Q&A

自動車科の進路って、どうだろう?

自動車科の進路って、どうだろう?

Q:自動車科ってめずらしい学科だけど、就職先はあるの?

A:まず、自動車産業は日本の就業人口(国内で働く人の数)の約10分の1。つまり、働く人の10人に1人は自動車関係の仕事をしているということです。自動車産業は日本の基幹産業とも呼ばれています。

つまり、日本を支える産業である「自動車」について学べる学科です。


Q:コロナ禍の影響で求人は減ったの?

A:特に自動車整備士の求人は、全職種の求人件数に対して約3倍以上もあります。

コロナ禍の影響はほとんどなく、現在は半導体不足で新車の製造が減少する中、自動車整備士の仕事は安定しています。

また、令和9年(2027年)からは自動車整備士の試験制度が新しくなるので、これから増々自動車整備士の必要性が高まると予想されます。


Q:自動車科の進路先はどんなところ?

A:一番多い進路先は、姉妹校である「岡山自動車大学校」です。約7割の生徒が進学します。山陽高校の3年間と合わせて一貫教育で自動車整備士を養成しています。

他には工学部を中心とした4年制大学やメーカー系の自動車大学校、他業種の専門学校など、本人の希望で進学先が選択できます。


就職先は、自動車メーカー、製造業、モータースポーツ関係、物流関係、警察官、自衛官など様々な業種で活躍しています。

進学でも就職でも自分の進みたい進路を見つけましょう。



Q:自動車整備士の年収ってどうなの?

A:日本自動車整備振興会が発表している「自動車特定整備業実態調査」による自動車整備士の平均年収と、厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」による日本の労働者の平均年収を比較してみましょう。


自動車整備士の就職先には大きく分けて「カーディーラー」と「民間整備工場」があります。
すると、「カーディーラー」で自動車整備士として働く人の年収は、日本の労働者の平均年収よりも良いことがわかります。
自動車科の卒業生の多くは「カーディーラー」へ就職する人がほとんどです。

さらに過去5年間だけ見ても、カーディーラー整備士の平均年収は、なんと、約20万円もアップしています。
そして、メーカー系の資格取得などスキルアップしつつ、サービスフロントや自動車検査員、工場長などへステップアップすることで、さらに年収をあげることができます。

人手不足の今だからこそ、自動車整備士を目指してみるのも良いかもしれません。



Q:クルマの整備工場って暗くて汚れているイメージだけど、どうなの?

A:自動車ディーラーなどは建て替え工事が進んでいて、最近の整備工場にはエアコンを完備しています。(出入り口には自動で開閉するシャッターがあります)
天井の高い工場内はLEDの照明で明るく、自動車整備士の負担を減らす設備も充実しています。


また、環境問題に貢献できるように、廃棄物の分別も細かくされています。

無理な残業にならないように仕事量もきちんと管理され、休憩時間や就業時間は徹底して守られています。
年々、自動車整備士の待遇改善が進んできていますので、これまでのイメージとは大きく変化してきています。


Q:クルマに全然詳しくないし、あまり興味はないけど大丈夫?

A:自動車科の専門教科は、はじめて高校で学習する内容です。
みんなと同じスタートライン、そして3級自動車整備士国家資格の取得という同じゴールを目指します。

在校生の中にもクルマに興味はなかったけど、みんなと一緒に勉強するうちに、自然とクルマの知識が身に付いていったという人もいます。


これからは「自分が身に付けた知識や技能を活かして社会貢献できるか?」ということが求められるようになると言われています。

自動車はとても身近で、ほとんどの人が利用する乗り物です。人の命をのせて安全・安心に移動することが求められます。
例え、暑かろうと寒かろうと、雪や雨が降っていようと、坂道でも泥まみれになっても、人を快適に移動させるという目的は変わりません。

そんな自動車について学べる学科が「自動車科」です。

もし、少しでも興味を持っていただけたら、ぜひともオープンスクールで実際に見てください! 
心より、お待ちしております‼