2021年12月07日
学科・コース
【製菓科】製菓科2年生 和菓子実習「上生菓子・花びら餅」(スイーツだよりNO.8)
みなさん、こんにちは。製菓科です。
スイーツだより第8回は、2年生の和菓子実習の様子をお伝えします。
今回は和菓子講師の渡辺先生のご指導のもと、「上生菓子・花びら餅」を作りました。
「上生菓子」とは、お茶席や正式な行事の席で、最上のおもてなしとして出される伝統と由緒あるお菓子のことです。白あんベースの練り切り生地を色付けし、季節の植物などを手やヘラ、布巾などを使用し形作っていきます。
また、「花びら餅」は、お正月にいただく伝統のお菓子の一つで、ピンク色に染めた柔らかいお餅に白味噌あんと甘く煮たゴボウをのせ、餅生地で包んだお菓子です。
上生菓子には、必ず「菓銘」が付けられ、お菓子の造形にどのように表現されているかを見て、感じることができるのも楽しみの一つです。
今回は、「咲分(さきわけ)」(左上)と「桜」(右下)を作成しました。
「花びら餅」の餅生地を仕込みます。
餅生地が蒸しあがったら布巾を使って練ります。
次は「練り切り」です。食紅を使用し、生地に色を付けていきます。
茶巾絞りをして「咲分」を作っています。
渡辺先生からヘラの使い方など桜の形に仕上げるコツを教えてもらいます。
生徒たちは、渡辺先生の熱心なご指導のもと、真剣に一つひとつのお菓子を作成していました。同じ桜でも、みんな表情が違う桜の花が出来上がりました。簡単にできると思って実際やってみると思うようにできない難しさを感じながらも、楽しみながら和菓子の奥深さを体感することができました。