９月１日（水）、本年度第二学期の始業式が行われました。新型コロナウイルス感染予防のため、学年ごとに分散登校を実施しました。校内では、各教室へ入る前に検温場所が設置されました。第一学期終業式同様、体育館での全校集会等は行わず、全校放送にて校長先生の講話を聴きました。
　以下、講話内容です。
 
　いよいよ二学期が始まりました。現在、岡山県には緊急事態宣言が発令されており、その影響で９月24日までのあいだ、登校とオンライン授業を同時に行うこととなりました。３年生は進路のために、全日登校としていますが、１・２年生は週に数回の登校と、オンライン授業を併せて受けることになります。３年生の状況はそのまま１年後、２年後の自分たちの状況につながります。しっかりと目の前の課題に取り組んでほしいと思います。
　感染対策は先生たちの努力だけでは果たせません。感染力の強い変異株も出回っています。皆さん一人ひとりの協力がなければ、対策は成り立ちません。
　いくつか気をつけてほしい要点を上げておきます。
　①分散登校によって校内の人口密度は下がりますが、クラス内の人数は変わりません。予防効果の高いマスクを着ける、手洗いや手指の消毒をこまめに行うなど感染予防につながる行動をとってください。また、リスクが高まるのが昼食時です。自分の席で、前を向いて黙って食べる、個食・黙食をお願いします。
　②生徒の皆さんの中には、ワクチンを接種した人と、そうでない人が混在しています。全校登校日にもお話しましたが、ワクチンを打ち終わった人が無症状でウイルスを保持しているサイレントキャリアによる感染拡大が起こります。ワクチンを打ち終えた人こそ気を付けて、不要不急の外出を避けるようにしてください。
　③これから先、校内でも陽性者が複数出てくることは避けられないと考えています。その際、決して個人情報を拡散させるようなことはしないでください。感染したくて感染する人などいません。絶対に、感染した人を責めたり、不用意に調べたりしないでください。
　以上三点、かからないための行動、うつさないための行動、偏見を生まないための行動をお願いします。このような未曽有の事態にあって、不安に思うことは当然です。一人で抱え込まず、誰かに相談することを忘れないでください。