スクールニュース

2019年09月02日

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二学期 始業式
二学期 始業式

 
9月2日(月) 平成31年度 二学期始業式が60周年記念館アリーナにて行われました。
校長先生からの式辞は、防災の日の翌日ということもあり、防災に関して2つのトピックを話されました。
1つめは避難警戒レベルについての話です。今まで日本では「避難命令」という強制力の伴うようなものが無く、意味の弱い「避難指示」でした。実際に発令されても3%程度の人しか避難しておらず、被害防止に役に立っていませんでした。そこで6月から新しく「警戒レベル」が導入されました。レベルは1から5まであり、数値が大きくなるにつれ、警戒度が増していきます。「レベル4」では全員避難、「レベル5」は、すでに被害が発生しているかもしれない、生命を守る最善の行動をしてください、という今までよりも踏み込んだものになっています。
しかしこのレベル区分では心配していることがあるとのことです。「松竹梅」の法則のように、「日本人は性格的に、1番目のものを避ける」ということがあります。1番目を選ぶと色々と言われるかもしれないし、1番下も悪く見られる、というものです。全員避難のレベル4は5の1つ下に位置します。避難しないといけないレベルですが、2番目という位置が災いして軽く受け取られ、あまり積極的に避難しないのではないかという事を心配していると話されました。
2つめに話されたのが地震に関してです。南海地震は30年以内に80%の確率で発生すると言われています。首都直下地震もほぼ同じ確率で発生すると言われています。ところでアメリカなどは、政治はワシントン、経済はニューヨークと分かれていますが、日本の場合は政経ともに東京にあって大きなリスクがあります。そして首都移転の候補地の中に岡山県もあります。吉備高原です。吉備高原都市は地盤が強固で地震・風水害に強い条件を持っていて、すでに一部企業が心臓部を移転させてきており、政府より企業が先行して動き始めています。もしかすると本当に岡山が日本の首都になることもあるかもしれないという話も知っておいて欲しいと話されました。
そして、吹奏楽部演奏による校歌斉唱を行い、始業式を終了しました。