第72回おかやま山陽高校卒業証書授与式が行われました。
普通科3年B組音楽コース10名が学び舎を後にしました…。
これまでに、あたたかく見守って頂いた全ての皆様方に心より感謝申し上げます。

今回の卒業式は、新型コロナウイルス対策として、式への参加は、卒業生とその保護者及び教職員、
在校生は送辞を担当する生徒のみということになり、吹奏楽部の演奏はなしとなりました。
卒業生にとっては、一生に一度の式で後輩たちの演奏に送られない…
在校生にとっては、先輩たちのためにという気持ちで日々練習を重ねて来ました。

余りにも悲し過ぎる決定に心が折れそうになりましたが、式において吹奏楽部の演奏を録音して流すということになり、急遽26日に学校からの指示を受け、1時間目にミーティングを行い、メンバー全員で式で演奏できないことの事情を理解し、それでも吹奏楽部の演奏でお願いしたい…という学校の熱意を感じて、『卒業生とその保護者の皆様方のために、心に響く演奏をしよう！』と共通の目標を掲げ、2時間目から録音に取り掛かりました。
その曲、全18曲‼︎全曲を撮り終えたのはいつもの練習終了時刻をかなり越えた時間となってしまいました。

27日の卒業式予行では、スピーカーから流れる演奏に耳を傾ける卒業生の姿があり涙を流している卒業生もいたそうです…
ちょうど、その日は卒部式を計画していたので、第一音楽室で卒業生のメッセージを聴き、愛唱歌を歌った後に
おんじホールへと移動して、卒業式に関して演奏する曲を全て卒業生に演奏して聴いてもらいました。

本番聴けない分、撮っていいよ！
…ということで、涙涙のラストコンサートとなったのです。

そして、卒業生で唯一調理科で頑張ったEuphの占部さん…
高校から音楽をはじめて、３年間本当によく努力しました。
福山市の職員として春から頑張ります！後輩たちへのメッセージも伝えてあります。卒業おめでとう‼︎

新型コロナウイルス対策として、おかやま山陽高校は3月2日より休校となってしまいました。
期末テストも行わないという決定です。もちろん練習も中止です。
本当にこのような緊急事態は初めての経験ですが、一人一人の安全、健康を考えての対策と受け止めて、
まずは明日、明後日の2日間を大切に過ごしてください。