部活動

吹奏楽部

文化系

2019年04月05日

『平成』から『令和』へ・・・。

 
 あらためまして、第28回定期演奏会にご来場いただいた皆さま、
コンサートを開催するにあたり、ご支援ご協力いただいた皆さま、
ステージを裏で支えて下さった、ステージ岡山の野村さんをはじめスタッフの方々、
オールライツの熊本さん、小山さんをはじめスタッフの皆さま、
プロサウンドの家野さんをはじめスタッフの皆さま、映像の野田さん、
ブレーンの松原さん、堀川さん、村岡くんをはじめスタッフの皆さま、
北辰バスの松浦さん、Mkセキュリティーの三宅さんをはじめスタッフの皆さま、
パガニーニロストの代、ルンバの代、ストコフスキーの代の卒業生、
そして、客席に足を運んでくれた卒業生たち・・・最後に、保護者の皆様方・・・
感謝の意は尽くすことが出来ませんが、心よりお礼申し上げます。
新しい元号『令和』ついに発表されました!
思い返しますと、平成最初に日は高校3年生であったと思います。
当時は、昭和天皇の容態を伝えるニュースで溢れ、世の中が暗く緊迫感があったような記憶があります。
確かな記憶ではありませんが、ちょうど鳥取県のアンサンブルコンテストが開催中で、
中学校の部が昭和、高校の部が平成ではなかったでしょうか?
「崩御」という言葉にもはじめて触れ悲しみに包まれた中でのアンサンブルコンテストだったような・・・気がします。
教員を志し、音大進学を目指したものの、短大生にしかなれず学生生活をスタートしたのが平成2年でした、
入学後すぐに、安東アパート(大学時代の下宿)の甲斐先輩からお声かけ頂き、津山商業高校吹奏楽部との出会いに恵まれました。
短大の2年からはコンクールを指揮させて頂く機会もいただきました。今への礎がここにあると思います。
平成3年(1991年) 課:コーラル・ブルー 自:シチリア島の夕べの祈り 序曲
平成4年(1992年) 課:ゆかいな仲間の行進曲 自:パリの喜び
平成5年(1993年) 課:マーチ「潮煙」 自:バレエ組曲「仮面舞踏会」
平成6年(1994年) 課:雲のコラージュ 自:スラブ舞曲集より
平成3年(1991年)からは大学の後輩に愛媛の伊予高校からやってきた大辻くん(現岡山県総合教育センター 教育経営部 指導主事)と伴に指導することとなり、二人三脚で大好きなバンド指導に没頭することが出来ました。編入試験も何とか合格した94年には、県の代表に推薦され防府市公会堂で開催された中国大会での演奏機会も得ることが出来ました。このときのプログラム1番が津山商業高校、そして2番が中桐實先生率いる岡山県山陽高校でした。この出会いが、私をおかやま山陽へ・・・と後々繋がっていくのでした。
大学を卒業し、津山市立鶴山中学校に赴任。着任したその場で「ここでは部活動は出来んよ・・・」と宣告を受けましたが、学校に定められたルールの中で、結構思いっきり出来たように思います。そして、少ない人数でしたが、勢いと情熱しかない私に生徒も保護者もよくついてきてくれました。今でも、この時代の教え子たちから連絡をもらうことがあり嬉しく思います!
さらに、教員として、学級経営や授業について教員の基礎的なことを、たくさんの先生方から教わることが出来ました。今でも継続しやっていることがほとんどで、鶴山中学校で過ごした2年間が大きな財産となっています。
そして、平成9年(1997年)からおかやま山陽高校へやってきました。また、仲田守先生に出会ったのもこの年でした。
おかやま山陽高校吹奏楽部は、平成2年(1990年)創部のまだ7年目の学校で、中桐實先生の手腕によって、創部3年目にして中国大会出場するという快挙の後、音楽の大好きな高校生が明るく過ぎて元気があり余った生徒たちが、中桐先生の下で立派に成長していく姿を目の当たりにしました。中桐先生を普門館の指揮台へ・・・という夢を現実に出来るよう駆け抜けた平成の前半でした・・・。
平成9年(1997年) 課:五月の風 自:ローマの祭り
平成10年(1998年) 課:童夢   自:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲よりパントマイム、全員の踊り
平成11年(1999年) 課:マーチ・グリーン・フォレスト 自:3つの交響的素描「海」より第3楽章
中桐先生を普門館へという夢は現実にすることは出来ませんでした。平成9年(1997年)中国大会では、あと1点足らずの次点、平成10年(1998年)中国大会では同点、決選投票で全国大会出場はならず・・・しかし、いづれも金賞を受賞し、普門館が夢ではないと実感することができました。
平成12年(2000年)の4月に中桐先生がご病気をされ休職を余儀なくされた年に、私が代打で指揮台に上がることになりました。
それからあっという間の21年間・・本当に早かったですね。

 そしてこの度、5年間おかやま山陽高校吹奏楽部の顧問として活躍してくださった、豊嶋朱美先生が新たな道へ旅立たれました。
豊嶋先生の今後のご活躍を部員一同、心から願っております・・・。また、豊嶋先生から写真のようなCDをプレゼントしてくれました。
今回、元号が変わる節目と言うこともあって、こんな記事を書かせて頂こうと思いました。
平成12年(2000年) 課:胎動の時代 自:スペイン狂詩曲
平成13年(2001年) 課:平和への行列 自:楽劇「サロメ」より七つのヴェールの踊り
平成14年(2002年) 課:ラメント 自:ディオニソスの祭
平成15年(2003年) 課:マーチ「ベスト・フレンド」 自:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第2組曲より 夜明け、全員の踊り
平成16年(2004年) 全日本吹奏楽コンクール3年連続出場による招待演奏
           トッカータとフーガニ短調 エアロダイナミクス~ライト兄弟の動力飛行100 周年記念~
平成17年(2005年) 課:マーチ「春風」 自:バレエ音楽「中国の不思議な役人」より
平成18年(2006年) 課:架空の伝説のための前奏曲 自:管弦楽のための協奏曲より 第5楽章 終曲
平成19年(2007年) 課:憧れの町  自:ラ・ヴァルス
平成20年(2008年) 課:セリオーソ 自:翡翠より Ⅰ雨上がりに・・・ Ⅱ焔の如く輝き
平成21年(2009年) 課:躍動する魂 自:BACHの名による幻想曲とフーガ
平成22年(2010年) 課:吹奏楽のためのスケルツォ第2番「夏」 自:交響曲第7番より
平成23年(2011年) 課:南風のマーチ 自:オーロラは目覚める
平成24年(2012年) 課:香り立つ刹那 自:リベレーション~我を解き放ち給え~
平成25年(2013年) 課:流沙  自:オプセショネル
平成26年(2014年) 課:コンサートマーチ「青葉の街で」 自:久堅の幹
平成27年(2015年) 課:暁闇の宴 自:パガニーニ・ロスト・イン・ウインド
平成28年(2016年) 課:焔    自:ルンバ・ラプソディ
平成29年(2017年) 課:メタモルフォーゼ~吹奏楽のために 自:ストコフスキーの鐘
平成30年(2018年) 課:吹奏楽のための「ワルツ」  自:バレエ組曲「エスタンシア」 Ⅰ開拓者たち Ⅱ小麦の踊り Ⅲ牧童 Ⅳ終曲の踊り(マランボ)

書き出してみましたが、おかやま山陽高校吹奏楽部と伴に20回ものコンクールを経験させて頂き、その間にオーストラリア・ブリスベン、アメリカ・シアトル、ロサンゼルス、アトランタ、フロリダなどの海外での演奏経験や、JWECCでのたくさんの世界初演への挑戦や、横浜の吹奏楽大会、選抜吹奏楽大会など大きな舞台での演奏など、直向きに音楽に向き合い懸命に努力するステキな生徒たちと伴に大好きな吹奏楽と共に歩んだ平成の30年間でした。
さぁ、『令和元年』のはじまりです!
皆さまと共に、音楽を通してたくさんの出会いがありますことを心待ちにしております。
引き続き、おかやま山陽高校吹奏楽部にあたたかいご声援をよろしくお願いいたします。