硬式野球
体育系2023年03月15日
精も根も尽き果てる
この冬の仕上げ90m100本でした。爆走する谷山コーチ、70本目から声すら出ない選手、最後まで周りに声をかける選手など様々。合理的な練習が重宝される世の中。真逆も必要です。最近、根性の話を知り合いにすると、その言葉久しぶりに聞いたわって笑われました。でも必要です。WBC見てても、上手いじゃ勝てないのが、よくわかります。強いが勝つんです。強いは、我慢です。我慢は根性です。だから根っこが大切なんです。根っこは、勝ちたい、自分に克ちたい。負けたくない。…気合いです。ダッー!
2023年03月11日
あれから12年…
2011年3月11日14時46分頃、東日本大震災が起こりました。関連死を含めると22,000人以上、行方不明者は3,000人以上の大惨事。岡山のグラウンドも少し揺れました。携帯の非常アラームもなり、誤作動かと思った程でしたが、テレビを見てビックリした記憶があります。12年も経つと記憶も薄れてきます。しかし、南海トラフは30年以内に80%の確率で発生するとか…。グラウンドに来て頂いた三本松高校、比叡山高校のみなさんと共に黙祷しました。次の大震災は避けられません。その時に、無事でありますように、また被災した方々を助けられる立派な大人になって下さいとアナウンスしました。こんなに天気が良い日に野球が出来るなんて、どれくらい幸せな事なのか改めて思わせてくれる日になりました。神様、コロナも大地震もいりません。そんなものなくても、日々の幸せを感じてますから…。当たり前が、幸せです。息して、晴れた日に野球が出来るだけで充分です。選手が喜んでいる顔を見ているのが幸せです。ありがたい仕事です。巷ではブラックだと言われている仕事らしいですが、子供達からエネルギーをもらう毎日、彼らの無限の可能性に満ちた未来に携われる仕事です。それをブラックなんて言ってる人間は、ブラックを作り出す人種でしょう。この仕事、スーパーホワイトです。
2023年02月28日
㊗️卒業
今日、卒業式でした。暖かく春を感じる日でした。この学年は、入学早々にコロナで自宅待機、そしてオンライン授業…学校再開は6月でした。3月末の新入生の練習でできる予定の大縄100回は、6月に4時間やっても出来ませんでした。2年生になると下級生に押され気味。下級生のシートノックを見学させられました。その時悔しがる選手もいましたが、何人かは「声も出ていて、上手だなぁ〜」と言ってました。1学年上が夏に準優勝。圧倒的に勝ち進む先輩達を見て、自分達も!と思ってたでしょう。秋は、倉敷工業にコールド負け。冬、めちゃくちゃ頑張り、春!自信持って練習試合スタート。6試合76失点28四死球35エラー。壊滅的に弱かった…。でも、指導者として、何か不思議と諦めませんでした。みんな前向きで、正直で、素直でした。一個ずつ出来なかった事を出来るようにしていきました。ゲームマネジメントを刷り込みました。すると、4月ぐらいからほぼ負けないチームになりました。野球を楽しめるようになったら、夏でした。準々決勝で、甲子園に行った創志学園とどつきあいの乱打戦…負けました。でも、みんな出し切りました。引退した後も、それぞれの夢に向かって準備してました。間違いなく、17年間で一番伸びた世代です! 始まりは終わり、終わりは始まり…寂しいですが、幸せになれ〜!
Bon voyage❗️
2023年02月18日
Pump up
長〜い冬練も最終コーナー、せっかくキツい事やってきたので可視化したいものです。キツい事やって意味がないなら、残念ですから。色々な事やりました。筋肉をつけるだけではありません。反復練習で形をつけますし、我慢を強いて強さを獲得します。心技体と言われますが、私は体技心と思います。もちろん根っこの心、思い・願望・気など内側に向かっている心などがあっての事です。最後の心は、一流の所作、相手への思いやりや社会への貢献など、外側へ向かう心です。だから心体技心とでも言うのかもしれません。
やる気があるからやるんじゃないんです。やるからやる気が出るんです。画像見て下さい。半年で、これだけパンプアップします。可視化してあげると、また頑張りたくなります。まるで別人です。さぁ、間もなくシーズンin!体は変わりました。パフォーマンスは、どれくらい変わるのか、みんな自分自身に期待でワクワクしています!
2023年02月12日
えっ、もう終わりですか?
最近、OBがよくグラウンドに来ます。転職、就職、結婚、起業…様々です。ちょうど春に向けて、色々と生活が変わるのでしょう。今日は馬屋原君。12年前ぐらいの選手。まだ県大会か夢だった頃でした。外野手でしたが、投手にもしましたり右を左に帰るために10万スイングもしました。近況報告や昔話で盛り上がってました。グラウンドでは、冬練の仕上げの200m走、体力が付き過ぎたのか、限界まで追い込めていないのか…例年だと、グラウンドに大の字になり動けない選手が出るのに、まだ元気そうな選手もいます。18時半に決勝戦が行われて、頑張り屋の世良君が優勝。そして片付け開始。その姿を見て、OBの馬屋原君が「えっ? もう終わりですか?」とぼそっと聞いてきました。何でかと聞くと、彼達の頃は23時ごろに帰宅していた日が普通だったそうでした…。以前も書きましたが、施設・道具が充実した事、コロナ禍の数年で練習内容の見直し、変更、効率化し、効果無さそうなものは封印。逆に復活したものもあります。結果的に、おそらく練習時間は30〜40%短くなりました。短くなりましたが、強度はアップしているかも知れません。強くなる練習は、我慢することを求めますし、上手くなる練習は楽しくコツを掴めるように工夫します。 先日、この10年間、目の上のタンコブだった創志学園の長澤前監督と座談会がありました。いくつも金言を頂きましたが、特に連覇は、違う登山ルートを見つけないといけないよ、同じ道を行こうとすると失敗するとおっしゃってました。甲子園に行った後、しばらくこうやったら甲子園に行ったから…なんて時期があり、抜け出すのに時間がかかりました。前例に縛られてしまいました。その後、自分の中では変化したいのに、練習量を減らしたり、変える事により、結果が出なかった時の言い訳すら考えてしまっていました。そんな時にコロナでした。一気に閃めきました。今しかない!ガラッと変えました。その結果が今です。大会の結果はどうなるかわかりませんが…。例えば、身体を柔らかくするのに、何日もかけてましたが、今では20分で柔らかくなります。努力は時間を短縮することですから。
話は変わりますが、会議室であーでもないこーでもないと閃かない会議や悩む事があるかと思います。逆に洗濯や掃除をしてたら突然閃いたなんて話をよく聞きます。脳みそから絞り出そうとしても浮かばないそうです。体内や脳みそを使っても、たぶん閃めきません。だって閃めきは、目に見えない存在からの頂きものですから。だから、閃めき、直感には従わないといけません。閃いた事を脳みそで考えてしまうと、つまらない結果になります。