2017年05月21日
学科・コース
【自動車科】第21回岡山県自動車整備技能競技大会 高校生の部 優勝!!
5月21日(日)に岡山県自動車整備振興会主催の第21回自動車整備技能競技大会へ出場しました。
今大会は自動車整備士の技能について競い合う大会で、昭和52年から2年に1度開催されてきましたが、今までは現場の第一線で活躍している大人の整備士のみの大会でした。しかし、近年の自動車の安全装置等の発展に伴い自動車整備士全体のスキルアップが求められていることや、早い段階でのプロの整備士育成が必要となってきているため一般部門に加え専門学生部門、高校生部門が開かれました。
大会へは先日ものづくりコンテストの校内選考会を勝ち抜いた淺野凌君と土屋洸太君がペアで出場しました。
学生部門の競技内容は二人一組になっての、日常点検と故障探求の実技でした。今大会のためにものづくりコンテストの特訓と並行して練習を行ってきました。
競技を進めていくうちに、課題である故障が見つかりました。パソコンで回路図を見ながら、不具合のある部品を点検しながら探していきます。ものづくりコンテストで培ってきた知識がここで発揮されました。
点検表や作業報告書を記入したり、不具合部品を交換する際に部品伝票を記入したりと実際の整備会社のように課題を進めていきます。
不慣れな環境、大勢の人たちに見られながらの競技だったのでとても緊張していたと思いますが、落ち着いて作業をこなしていきました。
競技後の休憩時間には他校の選手たちと意見交換をしている姿が見られました。こういった交流もスキルアップのためにはとても重要なことです。
午後からは一般の部がありプロの整備士の作業風景を見ることができました。生徒達も間近で見るプロの作業に食い入るように見ていました。
点検の手順、お互いの声の掛け合い、作業分担などとても効率的に作業を進めていく姿を見て、自分たちとの違いを意識させられました。
作業を見て彼らにとってとても良い経験になると思います。
競技が終わり結果発表です。選手全員に緊張感がのしかかりますが見事に優勝を勝ち取ることができました。
今回の経験は来週のものづくりコンテストだけでなく学校の授業や将来にとても役立つと思います。
なお、今大会の様子が6月10日(土)の午後1:30からOHK(岡山放送)にて放送予定です。よろしくお願いします。