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2013年07月01日

監督のぼやき・・・16 「一期一会」

 一期一会という言葉は、一期一会(いちごいちえ)とは、茶道に由来することわざ。『あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』と言う意味の、千利休の茶道の筆頭の心得である。平たく言えば、これからも何度でも会うことはあるだろうが、もしかしたら二度とは会えないかもしれないという覚悟で人には接しなさい、ということである。人との関係の精神的な部分での言葉として習うかと思いますが、少し違う見方もできます。
仏教には、色即是空という言葉があります。お釈迦様は、世は無常であるということを言っています。世の中には、同じものは無いと・・・。つまり、さっきこの文章を読んでいたあなたと、今のあなたでは、髪の毛や爪は何ミクロンかのびているでしょうし、皮膚は劣化したでしょう。つまり、同じように見えても既に違っているということです。皮膚は28日、筋肉は60日、骨は90日で細胞が入れ替わるそうです。内臓も、すべて・・・。つまり、90日も立てば、ほぼ別の肉体です。仏教の考え方からすると、その辺にある川は、実は世の中には存在しないということになります。川=水+えぐれた大地。 人間=水+タンパク質と、実体があるようで無いのだという話になります。つまり、物理学の話になっていきます。全く違う、分野ですが、行き着くところは同じになります。 おもしろくないですか? 二度と同じ状態にない、目の前の大切な友達(=水+タンパク質の化合物)との一期一会を大切に!