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2013年07月01日

監督のぼやき・・・14 「原点、ルーツ」

 突然、オリンピック種目からレスリングが除外されるかもしれないというニュースを見ました。レスリングは、人類最古のスポーツ、レスリングがあったからオリンピックというものが出来たと言っても過言ではないでしょう。除外などというのは、有り得ません。オリンピックは、1990年代から急激に商業スポーツ化しました。スポンサー料、放映権、・・・それ自体は、良いとは思いますが、どの競技を入れるとか外すということに、接待だ、アンダーテーブルマネーが必要では嘆かわしいことです。原点を、捨てたら終わりでしょう!野球で言えば、東京六大学で、東京大学が弱いから、2部制にして入れ替えろなどという意見が、一昔の雑誌で読んだ記憶がありますが、全くのナンセンスです。日本の野球は、東大(旧制第一高等学校)から始まっています。強いとか弱いとかではないのです。いなくてはいけないのです。また別の日のスポーツニュースで、元巨人の桑田投手が、東大の野球部に指導されていました。勝手な推測ですが、桑田氏は、その原点を大切にしようという思いで、行かれたのではないかと思います。今も同じか知りませんが、オリンピック種目になるには、各5大陸で競技されており、各大陸の加盟国の1/3以上の国にその競技連盟や協会がなくてはいけなかったと思います。野球が、正式種目になるために、アフリカ51か国の1/3にあたる17か国に、無理やり連盟や協会を設置しました。(誰もやってないのに!) その後付で、普及のために我々のような協力隊員が派遣されたことも事実です。それは、まだ良いのですが、野球が正式種目から外れたのは、ロンドンオリンピックからです。なぜか? これも推測で申し訳ありませんが、歴史的に見て、イギリスから出ていった人達で創ったのがアメリカ。そのアメリカで生まれたベースボールを、ロンドンでやるわけにはいかないでしょう。事実としたら小さな話です。話を戻しますが、何事も原点を大切にしましょう! 型破りという言葉は、型を持っているから破けるそうです。原点の型がなくなれば、形(型)無しになりますよ。