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2013年07月01日

監督のぼやき・・・9 「アーリマンとマズタ」

先日、車でグランドに行くとある選手が、ダラシナイ格好で歩いていました。私の車の存在に気付いた瞬間に、建物の陰に隠れ服装を直していました。この行動を、皆さんはどう考えますか?

1.自らの意志で直した良い生徒。
 (恥ずかしい話、過去に姿が見えても、直さないような選手もいましたから)
2.だらしない生徒。厳しく指導したほうがよい生徒。
3.監督が怖いから直した生徒。
4.誰かにグチグチ言われるから直した生徒。

などなど、色々あるかと思います。私が選手を集めて話したのは、“人に支配されるな、所属する集団の価値観、ルール、道徳で支配されろ”と伝えました。 私もそうでしたが、昔は学校には、すごく怖い先生(特に体育の先生)がいました。(その先生に怒られたりしたことが、大人になるとそれはそれで、楽しい思い出になるのですが・・・。) 部活の顧問の先生なども、その類でしょう。しかし、それは間違っていると思います。社会の授業でも話すのですが、秦の始皇帝、織田信長、アッシリア王国、ロベスピエール、アステカ帝国などなど、力の支配では長続きしないのです。日本は、法治国家です。法に支配されるのであって、人に支配されてはいけません。部活で、法というのも堅苦しいですから、ここでは部員全員が共通項に思えるモラルということだと思います。人が見ていない時こそ、自分と戦う場です。自分に負ける人間が、他人に勝てるでしょうか? タイガーウッズが言っていました。ライバルは、自分自身だと。朝、寒くなってきました。布団から出るのが億劫ですよね。それも、自分との戦いです。弱くて、悪い自分。強い自分。誰にも存在します。ゾロアスター教では、悪の自分をアーリマン。善の自分をマズタと呼ぶそうです。是非、アーリマンをやっつけましょう! 部で、鴨方駅の清掃活動をしています。ゴミを拾う人間か、ゴミを捨てる人間になるか、大きな違いです。